解決事例
no.086
男性 / 30代 / 会社員
夫が不貞行為についての慰謝料を支払わない代わりに、相当な金額の解決金を支払い、その上で養育費を減額させる方法で離婚が成立した事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求められた
- 原因
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浮気・不倫をした
- 性別
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男性
- 年代
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30代
- 職業
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会社員
- 相手年代
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30代
- 相手職業
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パートアルバイト
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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養育費
慰謝料
- 解決方法
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調停
状況
夫が妻から不倫を理由に慰謝料として300万円もの支払いを求められていました。しかし、夫が不倫相手と性的関係を持ったのは、妻との別居した後のことでした。
依頼者は、慰謝料の支払いを免れたいとの思いで当事務所にご相談に来られました。
活動
当初、妻は頑なに不倫の事実を主張し、300万円程度の慰謝料額を譲るつもりはない様子でした。しかし、同居中の夫の不貞行為についての証拠がなかったことから、当事務所の弁護士は一切支払に応じることはしませんでした。
他方で離婚が成立するまで夫は婚姻費用の支払いをしなければならないため、紛争が長引けば長引くほど、夫にとっては経済的な負担が大きくなってしまうという状況でした。そこで、不貞行為についての慰謝料を支払わない代わりに、相当な解決金を支払い、その上で養育費を減額させる方法をとるという形で離婚が成立しました。
ポイント
より収入が高い配偶者は、低い方の配偶者に対して、婚姻費用を支払わねばなりません。そのため、離婚までの期間が長期化する程、婚姻費用を負担する側は経済的にプレッシャーを加えられてしまう立場になります。
本件は、慰謝料の支払いを認めず、解決金として請求金額より大幅に減額した金額を支払うことで、早期に離婚を成立させることができたという点で大きな成功を収めた事例です。