解決事例
no.134
女性 / 30代 / 会社員
不貞行為に及んだ妻が、夫からの慰謝料請求額を大幅に上回る財産分与を受けた上で、離婚調停を成立させた事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求められた
- 原因
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性格の不一致
浮気・不倫をした
- 性別
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女性
- 年代
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30代
- 職業
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会社員
- 相手年代
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30代
- 相手職業
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自営業(会社経営)
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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慰謝料
財産分与(預貯金)
財産分与(不動産)
財産分与(保険)
財産分与(退職金)
- 解決方法
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調停
状況
妻の不貞行為が発覚し、夫が妻に対し離婚と慰謝料の請求を求めていました。
「慰謝料の支払いはやむを得ないが、財産分与を請求してから離婚したい。」そのような思いで当事務所にご相談に来られました。
活動
離婚調停の中で双方の名義の財産を明らかにすることで、公平な財産分与を目指していきました。夫は協議段階から不貞行為の慰謝料を請求していましたが、妻はそれを大幅に上回る財産分与を請求していきました。
最終的に、財産分与としておおよそ600万円を妻が取得するという合意を取り付け、調停を成立させることに成功しました。
ポイント
不貞行為の有責配偶者であったとしても、財産分与の請求が全くできないというわけではありません。不貞行為を行ったことに対する対価は、基本的には慰謝料として支払われるべきものです。
たしかに、財産分与には慰謝料的側面も含まれると言われ、多少責任のない場合よりも財産分与の額が小さくなることも少なくありません。しかし、基本的には婚姻期間中に夫婦で築いた財産を分けるという、清算的側面が大きいものです。
本件は、有責配偶者である、という、法的に不利な立場にもかかわらず、財産分与としておおよそ600万円を得ることができたという点で大きな成功を収めた事例です。