弁護士コラム

<h3 class="heading_h3">慰謝料に関する弁護士コラム</h3> <div class="txtBox"> <p> 慰謝料に関するテーマを中心とした、当事務所の弁護士によるコラムです。是非ご覧ください。 </p> </div>
パパ活は不倫?慰謝料請求される場合とされない場合

パパ活は不倫?慰謝料請求される場合とされない場合

パパ活は不倫?慰謝料請求される場合とされない場合 「既婚男性と恋愛関係になり、その奥さんから慰謝料を請求されてしまった・・」そのような話をどこかで一度は聞いたことがあると思います。しかしそれだけでなく、近年若い女の子の間ではやりつつある「パパ活」によっても、同様の事態が起こりうることをご存じでしょうか。 パパ活によって慰謝料請求されてしまう場合がある パパ活とは、女の子が男性と一緒の時間を過ごす対価としてお金を得ることを意味します。もっとも、パパ活といっても様々で、単に食事やデートをするだけの場合もあれば、手をつなぐ、キスをする、さらには性交渉に至るようなケースも少なくありません。 近年、SNSの普及とともに、パパ活をお小遣い稼ぎの感覚ではじめる女の子が増えているようです。たしかに、楽しいひと時を提供する見返りにお金を望む女の子、お金の見返りに女の子と楽しい時間を過ごしたい男性、ここだけを切り取ってみれば、両者はいわば「win-winな関係」ともいえます。 しかし、その男性が既婚者であれば話は別です。もし仮に、結婚している男性が妻以外の女性とデートやキスをしていれば、多くの人がそれを「不倫」と思うでしょう。それと同様、いくら両者がお金で割り切った関係であっても、既婚男性と親密な関係を持つことは不倫にあたります。すなわち、既婚男性とのパパ活は不倫にあたり、場合によっては高額な慰謝料を請求されてしまう危険性すらあるのです。具体的には、以下のような場合が考えられます。 ①不貞行為にあたる場合 不貞行為とは、端的に言えば「既婚者と性交渉をすること」を意味します。これは法定離婚事由の1つでもあり(770条1項1号)、これにあたる場合には慰謝料請求を覚悟しなければならないでしょう。それに対して、裁判所は不貞行為にあたるかを「性交渉の有無」という点から判断するため、単にデートやキスをする程度であれば、直ちに慰謝料とは結びつきません(その意味で、厳密には不倫と不貞行為は区別され、不倫はより広い概念といえます)。 また、たとえ行為に及んでいたとしても既婚者であること知らないのであれば、故意・過失を欠くため、慰謝料を支払う必要はありません(民法709条参照)。ただし、安易に独身であると誤認したにすぎない場合には、「過失あり」として、なお慰謝料責任が生じる可能性がある点に注意が必要です。 ②婚姻関係にひびを入れるほどの親密な関係になった場合 他方、性交渉に至っていないとしても、男性と親密な関係になったことが原因で婚姻関係を破綻させてしまったのであれば、やはり慰謝料を請求される可能性があります。この場合、「平穏な婚姻生活の維持」という法的に保護される権利を侵害したことになるからです。すなわち、行為に及んでいないからといって安易に安心はできないのです。 本末転倒の事態にならないために 一般に、不貞行為に対する慰謝料は50万円から300万円程度が相場とされており、お金を稼ぐために安易な気持ちではじめたことが、かえって大損する結果となってしまうかもしれません。そして何より、望まない性交渉を強いられたり、相手がストーカー化したりと、犯罪に巻き込まれる危険性も十分に孕んでいます。そのため、どうか慎重な判断・行動を心がけてほしいと強く思います。

2021.04.12

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妻のホスト通いは不倫?慰謝料は発生する?

妻のホスト通いは不倫?慰謝料は発生する?

妻のホスト通いは不倫?慰謝料は発生する? ホストクラブでは、男性スタッフ(ホスト)が女性客に最大限のおもてなしを提供します。その「おもてなし」のスタイルはホストによって様々で、単にお酒を飲みながら談笑するだけのホストもいれば、疑似恋愛の提供、さらには体の関係をもつホストもいるようです。また、ホストによるおもてなしは店内のものにとどまらず、営業の前後に外で食事やデートをして女性を楽しませる同伴・アフターというものもあります。 もし仮に、そんなホストクラブに自分の妻が出入りしていると知れば、おそらく多くの男性が嫌悪感を抱くでしょう。そして、「不倫された・・」と思うのではないでしょうか。 ホスト通いも不倫にあたる可能性あり では、妻のホスト通いが不倫にあたるのでしょうか。実は、この答えはYESでもあり、NOでもあるのです。というのも、近年たびたび芸能人の不倫がテレビを賑わせているように、「不倫」という言葉はもはや聞きなじみのある言葉になっていますが、そもそも不倫とは法律上の用語ではなく、その定義はあいまいです。一応、「結婚している人が配偶者以外の異性と親密な関係になること」という解釈が共通認識かと思われますが、その線引きは人によって千差万別といえます。つまり、夫がそれを不倫と思ったら不倫であり、それがお店のサービスであるか否かは関係ありません。 「不倫=慰謝料請求」というわけではない しかし、不倫にあたるからといって、必ずしも慰謝料を請求できるとは限りません。慰謝料請求が可能なのはそのうちの一部にすぎず、なかでも代表的なのは「不貞行為」、すなわち「既婚者が他の異性と性交渉に及んだ場合」が挙げられます(両者は同じものと捉えられがちですが、厳密にいえば、不貞行為は不倫のうちの1事例です)。そのため、妻がホストと性交渉に及んだということを立証できた場合に、ようやく慰謝料請求が認められる可能性がでてくるのです。 もっとも、これにとどまらず、「妻がホストに貢ぐために勝手に貯金を使い込んでいた」「家を空けることが多くなり、家事や育児をろくにしない」など、妻のホスト通いが原因で家庭環境が悪化したといえる場合にも、夫婦関係の平穏を害したとして、妻に慰謝料を請求する余地があるとされています。 弁護士に相談という選択肢 このようにホスト通いが「不倫」であるとしても、慰謝料請求が認められるかどうかはケースバイケースといえます。また、認められる場合であっても妻がきちんと応じてくれるとは限りません。泣き寝入りしたくない、スムーズに解決したい、そんな方は法律のプロである弁護士に相談してみるというのも1つの選択肢であると思います。

2021.04.12

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夫のキャバクラ通いは不倫?慰謝料は発生する?

夫のキャバクラ通いは不倫?慰謝料は発生する?

夫のキャバクラ通いは不倫?慰謝料は発生する? キャバクラとは、簡単にいえばキャバ嬢とよばれる女の子と楽しくお酒を飲む場所です。「華やか・煌びやか」という言葉がまさにぴったりの空間であり、そんな非日常の空間で日々のストレスを癒す男性も少なくないでしょう。一方、キャバクラに対して「いかがわしい・淫ら」というようなマイナスイメージを抱く人も少なからず存在します。そして、もしそんな場所へ自分の夫が行ったとわかれば、「裏切られた」と思う女性が大半なのではないでしょうか。 キャバクラ通いを理由に慰謝料を受け取れる場合がある 不倫とは「結婚している人が配偶者以外の異性と親密な関係になること」であり、何を不倫と捉えるかは人によってさまざまです。よって、キャバクラ通いを不倫と考える人もいるでしょう。しかし、残念ながらそのすべての場合に慰謝料をもらえるわけではありません。世間的にも不倫と慰謝料はセットのように考えられていますが、慰謝料請求が認められるのは、①性交渉があった場合(不貞行為)、もしくは②家庭生活の放棄や多額の浪費等によって平穏であった夫婦関係を破綻させた場合など、そのうちのごくごく一部にとどまります。もっとも、それらをきちんと立証することができれば、キャバクラ通いを理由に夫やキャバ嬢から慰謝料を受け取れる可能性があり、その際の一般的な相場は50~300万円にものぼるとされています。 考えられる言い訳 もちろん、誰もがそんな大金を払いたくないと思うでしょう。責任回避のため、夫やキャバ嬢からも以下のような「言い訳」が予想されます。 ①「仕事の付き合いで仕方なく行っただけ」 キャバクラは飲み会の二次会でも利用されることが多く、「上司に連れられて仕方なく行った」という男性もいるかと思います。それが本当であれば、たしかに責めるのは少し酷かもしれません。しかし、肉体関係をもったのであれば話は別ですし、他方、それを機にキャバクラにはまり、自ら積極的に通い詰めるようになったという話もよく耳にします。つまり、足を運んだきっかけは「仕事上の付き合い」であっても、その後の行動次第で、それは責任回避の言い訳として通用しないのです。 ②「お店としてのサービス、営業の一環だった」 たしかにキャバクラはある程度のスキンシップも当然お店のサービスとして予定されているでしょうし、またキャバ嬢はお客さんを獲得するため、営業の一環として頻繁にLINEを送るそうです。しかし、恋愛感情の有無にかかわらず、性交渉に至れば「不貞行為」であることに変わりはありません。また、当初はサービス・営業のつもりでも、行き過ぎた行為や連絡となれば、もはや言い訳としては厳しいでしょう。 弁護士を味方にしよう この言い訳の厄介なところは、場合によっては反論の余地があるにもかかわらず、これを言われてしまうと、「たしかにそうかも・・」とつい納得してしまうという点です。しかし、それではショックや怒りをどこにもぶつけられず、モヤモヤとした気持ちをいつまでも引きずってしまうのではないでしょうか。そうならないためにも、弁護士を味方につけ、慰謝料請求が可能なのか、どう対処すべきかということを、一緒に考えていきましょう。

2021.04.12

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不貞相手への慰謝料請求ができなくなる?!

不貞相手への慰謝料請求ができなくなる?!

不貞相手に慰謝料を請求できない? 「最高裁で、不貞相手への慰謝料請求ができないという判決が出た!」というネットニュースが話題になっていたのをご存知でしょうか。 事案の概要は、以下の通りです。 AさんとBさんは、以前婚姻関係にありました。しかし、Bさんは、Cさんという人と不貞行為をしてしまいました。そこで、Aさんは、離婚の原因がCさんにもあるとして、Cさんに対して離婚を余儀なくされたことについての慰謝料を請求しました。 つまり、AさんはCさんに対して、不貞行為そのものによって受けた精神的苦痛を原因とする慰謝料(「不貞慰謝料」といいます)請求とは別に、離婚を余儀なくされたことに対する精神的苦痛を原因とする慰謝料(「離婚慰謝料」といいます)請求を行ったのです。 AさんがCさんに「離婚慰謝料」を請求した理由 どうしてそのようなことをしたのかというと、「時効」が問題になったからです。 不貞慰謝料請求権の消滅時効は、不貞行為が発覚してから3年です。一方で、離婚慰謝料請求権の消滅時効は、離婚成立時から3年です。 本件は、不貞行為が発覚してから3年以上経過してはいたものの、離婚成立時から3年以上は経過していない事案でした。ですから、時効消滅していない、離婚慰謝料請求を行ったのだと考えます。 最高裁判所の判断の内容は? これについて、最高裁は、2月19日、「離婚は夫婦間で決めるべき問題で、特段の事情がない限り不倫相手には請求できない」と判断しました。つまり、不貞相手に対する離婚慰謝料請求は、「特段の事情」がない限り認められないということです。 「特段の事情」について、裁判官は、「離婚慰謝料は、不倫相手が不当な干渉をした結果、やむを得ず離婚したなどの事情があるときだけ請求できる」旨判示しました。 たしかに、不貞行為が離婚の直接の原因にならないということは、起こりうることです。そのようなときにまで、不貞相手に離婚慰謝料の支払い義務を負わせるのは、公平とは言えません。上記のように考えると、裁判所の判断は、あながち間違っていないのではないでしょうか。 残る2つの疑問点 もっとも、疑問も残ります。 従来の裁判例や実務では、不貞行為後に離婚に至った場合の不貞慰謝料は、不貞行為後に離婚に至ってない場合の不貞慰謝料よりも、高額になる傾向にありました。 しかし、今回の最高裁の判例を基にすると、①不貞慰謝料と、②離婚慰謝料を合算した額が、不貞相手に発生する損害賠償債務になります。 ②については、今後、【離婚に至った場合の不貞慰謝料の相場額―離婚に至らなかった場合の不貞慰謝料の相場額】と考えるのが、本判決と整合性がとれるように思われます。もちろん、不貞慰謝料の増額要素として、「離婚に至ったこと」がこれまでどおり考慮されるという考え方もできます。その場合、離婚慰謝料を不貞相手に負わせることができるのでしょうか。その点についてはまだ明らかにされていません。 また、従前、配偶者に対する慰謝料請求と、不貞相手に対する慰謝料請求を行った場合、両者は、連帯債務になると考えられていました。 このような場合、不貞慰謝料と離婚慰謝料の区別を明確にしている裁判例は少ないと感じていますが、本判決が出た以上、今後は明確に両者を区別するのか、そして負担割合をどうするのか、議論の余地があります。 どちらにしろ、時効消滅する前に、不貞相手に対して不貞慰謝料を請求しておくことが得策です。不倫に気づいた、又は昔不倫されていたけれど、慰謝料請求はしていなかった、そのような方は、是非当事務所までご相談ください。

2019.03.01

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