退職勧奨の事例
労務問題士業
相談内容
新規に採用した従業員から、残業代等の説明がなされておらず、給与の支払額等を承諾できない等の要求がなされた。
退職勧奨を一度行ったものの、失敗したため、早急に対応してほしい。
争点
①退職の意思の有無
②合意内容(口外禁止条項等の諸条件)
解決内容
給与の数か月分の解決金等の条件で退職に合意
弁護士の所感
①に関し、1回目の退職勧奨のやり方に問題があり、前回とは異なることの理解を得る作業が必要でした。
一方で、前回の退職勧奨の相手方の発言から、相手方の言い分がある程度予想がついたので、十分な準備ができており、ほぼ予想通りの流れで、一度の協議で最終的には退職の申し出を得ることができました。
②に関して、前回の退職勧奨の際に金額を明示してしまっており、そこからいかに上乗せをさせないかにつき、法律上のロジックを駆使し、金額を抑えることができたこと、依頼から数週間という短期間で解決でき、依頼者に満足いただいた事案でした。