少数株主からの強制的な株式買取り（スクイーズ・アウト）の助言を行った事例

相談内容

依頼者の会社は、社長が発行済み株式総数の大半を所有しているが、一部について、現時点では音信不通になっている株主が存在していた。社長の希望は、当該株主から株式を強制的に買取りたいとのことであり、弊所が相談を受けた。

争点

特になし

解決内容

このような手続は、スクイーズ・アウトと称されている。
スクイーズ・アウトには、複数の手法があるが、手続がそれぞれ異なるため、メリット・デメリットが存在する。
依頼者の希望を聞き、本件で最も適切と思われる手法のアドバイスを行った。

弁護士の所感

スクイーズ・アウトというと、大企業でのみ問題になるかのような印象を受けますが、実際には、会社の規模を問わず、様々な理由により、少数株主が発生することがあります。
このような少数株主については、少数株主が保有している株式数・比率にもよりますが、スクイーズ・アウトの手法が検討対象になることが多いのです。
少数株主とのかかわりは、中小企業においても、社歴の長短を問わず、問題になり得ることを実感した案件でした。