従業員を取引先企業に派遣し技術指導をする予定であったがその従業員がその企業に転職してしまった事例
サービス業その他
相談内容
技術指導の依頼を受け、従業員を他の企業に派遣したがその従業員が退職し、そのままその企業に就職してしまった。また、技術指導に対する対価についても未確定であったため、その点も明確にしたい。
争点
退職した従業員の処遇と技術指導の対価の確定
解決内容
相手方と技術指導の対価と今後相談者の製品と混同されるような名称を使用しない旨の和解が成立。
弁護士の所感
従業員の転職を止めることは困難ですが、これによって両社の関係は悪化していました。また、相談者は取引先企業に対して自己の製品の名称と同様の名称を使用することを許諾していたり、技術指導の明確な対価も受け取っていなかったことから、従前の契約関係も含めて明確する必要がありました。相手方と交渉の上、相談者の考える対価及び契約内容で合意することができました。