自動車の運転免許停止処分を撤回させた事例
建設業
相談内容
先日、自動車運転免許を60日間停止する旨の通知が届いた。しかし、自動車が使えないと業務を遂行できず、多大な支障が生じることが予想される。そこで、なんとかしてこの免停処分を撤回できないだろうか。
争点
本件免停処分につき、道交法上の正当性が認められるか。
解決内容
クライアントのご要望通り、本件免停処分を撤回することができた。
弁護士の所感
本件は、クライアントに対する本件免停処分が道交法上の免停事由に該当しないのではないか、という点が争点でした。そこで、当事務所が弁明の機会において代理人として出席し、口頭および書面を通じて免停事由に該当しない旨を意見したところ、その主張が受け入れられ、処分を撤回させることができました。
なお、今回の処分は点数制度による処分ではなく、行政庁の裁量が広く認められる行政処分の一環としてなされたものでしたが、このような行政処分は一般に、その決定を覆すことは容易ではないとされています。しかし、弁明の機会で的確な意見をすることができたからこそ、撤回処分を実現させることができたのだと考えています。