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受領遅滞に対応した事例

サービス業その他

相談内容

顧客に商品を販売したが、顧客が商品を受け取らない。
顧客は商品の購入のためローンを組んでおり、商品を受け取らない場合は、売買契約が解除となるため、相談者には売買代金を返還する必要が生じる。
売買代金を返還しなくて済むように商品の受け取りについて交渉してほしい。

                   

争点

(1)受領遅滞の有無
(2)受領方法

                   

解決内容

                   

顧客である相手方との交渉の結果、交渉日当日に商品を受領してもらった。

                   

弁護士の所感

                   

(1)に関しては、相談者に法的責任はなく、相手方は受領遅滞の状態だと考えられます。
(2)に関しては、相手方が受領を拒んでいるケースにおいて、早急な解決を実現するためには、相手方と交渉して「受領」を納得してもらうしかありません。

商品の受領は、本件のように相手方に受領の意思がないようなケースでは、法律上、納得してもらえない限り実現させることが難しい行為です。
本件では、直接相手方と交渉することで、相談者に対する不満が受領遅滞の要因であることが判明しました。問題となっている事案の背景をしっかりと把握することができた結果、交渉日当日に商品の受け取りを実現させることができ、相談者に満足してもらえる解決となりました。

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