ペットの治療費を支払わず音信不通となった相手方に対して、相手方の給与を差し押さえることにより未払い治療費の全額回収に成功した例
医療機関債権回収
相談内容
依頼者は相手方が飼っているペットの治療をしたが、その治療費が未払いの状態となっている。相手方は音信不通の状態で連絡が取れず、結果として治療費を回収することが難しい状況にある。
争点
相手方からの未払いとなっている治療費の回収
解決内容
相手方に対して未払い治療費の支払いを求める訴訟を提起し、その判決を得たうえで、相手方の給与の差し押さえを実行することにより、未払い治療費を全額回収した。
弁護士の所感
未払い治療費の支払いを求める訴訟を提起したところ、相手方が裁判に出廷のうえ和解したにもかかわらず、結果的に相手方の給与を差し押さえることとなりました。このケースでは、依頼者が事前に相手方の勤務先を本人から直接聞いていたことから、給与差し押さえが可能となり、全額回収することができました。
相手方の資産の状況が不明な場合や少額債権であるケースでは、訴訟を提起したとしても回収することが難しいなど、かかる費用に対して効果が薄いことが多いのですが、本件のようなケースにおいては弁護士としては、確実に債権を回収しなければならない事案であると言えます。