解決事例
no.015
男性 / 30代 / 会社員
120万円の取得に成功した事例
画像はイメージです
- 慰謝料請求
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慰謝料を求めた
- 性別
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男性
- 年代
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30代
- 職業
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会社員
- 子ども
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子どもあり
- 相手年代
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40代
- 相手職業
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会社員
- 証拠
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写真・手紙
- 慰謝料金額
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120万円
- 解決方法
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訴訟
状況
妻がとある男性と、不貞関係にあることが分かりました。当初、相手方の代理人を通じて、当事務所の弁護士が交渉を行っていましたが、相手の男性は、不貞関係にあることを一切認めませんでした。
依頼者は、「妻が相手の男性と関係があることは間違いないので、必ず相手の男性から慰謝料を取りたい。」そのような思いをお持ちでした。
活動
裁判を開始したものの、証拠となる写真はいずれも夫婦の別居開始後に撮影されたものでした。一般的に、婚姻関係が破綻した後(その一例として別居の開始があげられます)に配偶者以外の異性と性行為を行ったとしても、慰謝料請求の対象ではないと判断される傾向にあります。
しかし、当事務所の弁護士が、別居直後に性行為を行っていたこと目を付け、その事実は、 別居以前より不貞関係に及んでいたことを推測させる重要な事実であること等を主張したところ、裁判所も概ね当方よりの心証を持つに至りました。
最終的に裁判所が相手方を説得してくださり、慰謝料として120万円を相手方が支払う旨の訴訟上の和解が成立しました。
ポイント
婚姻関係破綻後の不貞行為は、原則として慰謝料請求の対象とならないというのが実務の傾向です。婚姻関係が破綻していたことを示す一番の指標は、別居が行われていたか否かです。
本件は、別居開始後の不貞行為に関する証拠しかなかったため、慰謝料額が0円になる可能性も十分ありました。しかし、当事務所の弁護士が論理を組み立てることによって、裁判所の心証を当方寄りにさせ、最終的に和解により事件が解決しました。