解決事例
no.060
女性 / 30代 / 主婦
離婚の際、妻が自宅を取得し、住宅ローンのうち400万円を夫に一括で支払わせることに成功した事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求めた
- 原因
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性格の不一致
- 性別
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女性
- 年代
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30代
- 職業
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主婦
- 相手年代
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40代
- 相手職業
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会社員
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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養育費
財産分与(不動産)
- 解決方法
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協議
状況
夫婦間で、離婚については概ね合意に至っていました。しかし、自宅の土地建物をどのようにするかという点で話し合いが停滞していました。依頼者は、子どもが引っ越したくないと言っているため、他の点は譲ってもいいので、自宅だけは確保したいとの思いで当事務所にご相談に来られました。
活動
交渉開始時より、夫は自宅を売却したいという希望をもっており、すでに自宅売却に向けて各種手続を進められていました。依頼者としても、自宅は取得したいものの、住宅ローンがまだ400万円程度残っていたため、仮に不動産を取得したとしても支払が滞れば競売に掛かり売却されてしまう危険がありました。
そこで、依頼者の親から資金援助を受けて住宅ローンの一部を支払い、残ローンの内約400万円を夫に一括で支払ってもらう方法で住宅ローンを完済し、その上で自宅を妻が取得するという形で合意を成立させることにしました。
ポイント
「自分が自宅を取得し、住宅ローンについては相手に負担してもらいたい。」というご希望を持たれるお客様は少なくありません。もちろん、相手が承諾すればそのような形も可能なのですが、相手が住まなくなった自宅の住宅ローンを支払い続ける保証は全くありませんし、そもそも応じる可能性は低いと思われます。
自分が住むことのない家のローンを支払い続けるのは通常は苦痛です。仮に実際住宅ローンを支払わなかったとしてもリスクはほとんど相手にはありません。むしろ支払が滞れば家が競売に掛けられてしまう可能性がある為、支払いを滞らせたほうが相手にとって有利であったりします。
そのような状況下で、依頼者の親からの資金援助があったとはいえ、住宅ローンを完済したうえで、自宅を取得できたという点で大きな成功を収めた事例です。