離婚とは
離婚とは
そもそも離婚とは何なのでしょうか。法律的に言えば、婚姻関係にある生存中の当事者同士が、有効に成立した婚姻を婚姻後に生じた事情を理由として将来に向かって解消することをいいます。難しく言っていますが、要は、結婚した二人が別れることを言います。
人と人を結びつける婚姻生活には、うまくいかないこともありますし、円満な夫婦生活に回復するための努力を強制することが不可能なこともあります。夫婦関係が破綻した、形だけの婚姻は、浮気や不倫の原因にもなりえます。ですから、破綻した婚姻から当事者を解放し、再婚や自分の好きなことをやるために、離婚の制度があるのです。
離婚は年々増加傾向にあります。1950年では80,000件程度であった離婚が、2011年には230,000件を超えるほどになりました。ほぼ3倍です。
離婚は、今や当たり前に起こりうることといえるでしょう。しかし、「離婚したい」、「離婚を切り出されたけれど離婚したくない」、といった場合に、どうすればよいのか、すぐに答えの出る方は少ないと思います。
結婚相手が家を出たまま帰ってこない、離婚したいのに応じてくれない等、夫婦の形は千差万別なので、様々な離婚について、項目別に、解決方法を解説してまいります。