解決事例
no.126
女性 / 50代 / その他
夫に夫婦で作った借金800万円を全額負担させた上で離婚することに成功した事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求めた
- 原因
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浮気・不倫をされた
浪費・金銭問題
- 性別
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女性
- 年代
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50代
- 職業
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その他
- 相手年代
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50代
- 相手職業
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会社員
- 子ども
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子どもなし
- 争点
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慰謝料
財産分与(その他)
- 解決方法
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調停
状況
夫の不貞行為及び浪費を理由に離婚を持ち掛けましたが、夫は立替えていた夫婦の借金800万円のうち400万円を支払わないことには離婚に応じないと主張してきました。
「早急に離婚したいが、金銭的余裕がなく夫の言う条件は飲めない。」そのような思いで当事務所にご相談にこられました。
活動
まず、相手を離婚する方向に誘導するために、慰謝料請求をしつつ、婚姻費用分担請求調停を申立てることによりプレッシャーをかけていきました。本件は、夫婦ともに多額の負債を抱えていた、という特殊な状況であったため、慰謝料請求と婚姻費用分担請求は、実際に金銭を得る目的でなく、相手からの請求と相殺する目的で行っていきました。
その結果、最終的には財産分与を請求をしない代わりに早期に離婚してほしいと相手に言わせることができました。
ポイント
本件は、相手が多額の借金をしていたため、相手から金銭を取得することはほぼ不可能な状況でした。そのため、こちらの金銭的請求は、交渉の切り札としてのみ使い、相手からの財産分与としての400万円の請求を諦めさせることに尽力しました。
結果として、当初の見立て通り、相手に夫婦で作った借金を全額負担させることができたという点で大きな成功を収めた事例です。