よくあるご質問
面会交流に関するQ&A
Q5
親権を譲ってしまった場合、子どもと一緒に暮らすことはできないのでしょうか?
A5
「親権」という文言は、多くの場合、「身上監護権」と「財産管理権」の両者を含む意味で使われています。
「身上監護権」とは、子どもの衣食住の世話をし、教育、しつけをする権利と義務を言います。「財産管理権」とは、その名の通り、子どもの財産を管理し、契約などの法律行為の代理人となる権利と義務を言います。
そのため、原則として親権を譲った場合は「身上監護権」を持たないことになりますので、子どもと一緒に生活することができません。
しかし、その場合は面会交流という形でお子様と親権者でない親が会う権利がありますし、その後もお子様が成長し、環境が変わることによって、面会交流の条件を変更することが可能です。