解決事例
no.001
男性 / 40代 / 専門職
法律上の離婚事由が無いにも拘わらず、短期間での離婚が成立した事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求めた
- 原因
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性格の不一致
- 性別
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男性
- 年代
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40代
- 職業
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専門職
- 相手年代
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30代
- 相手職業
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主婦
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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養育費
- 解決方法
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協議
状況
当事務所に法律相談にお越しになる4~5年前に夫婦で離婚の話し合いを行い、離婚することについて、一度は依頼者の奥様も同意していました。
ところが、いざ離婚届を作成し、依頼者の妻に離婚届を預けたところ、奥様は一転して離婚届を提出することを拒み、離婚そのものに応じなくなってしまいました。
その間、依頼者はずっと奥様と子供の生活費(婚姻費用)を支払わなければなりませんでした。依頼者は、一刻も早く離婚することを希望して、当事務所に来所しました。
活動
まず、奥様に当事務所にお越しいただき、弁護士が奥様と直接話し合いをしました。奥様は、当初は離婚することに難色を示していました。
しかし、弁護士が奥様の要望をしっかりとヒアリングし、双方の妥協点を探ったうえ、奥様の生活費(婚姻費用)の支払いを一定期間延長することを提案したところ、奥様は最終的に離婚することに同意してくれました。
ポイント
過去に離婚について同意していたとしても、離婚届を提出しなければ離婚は成立しません。また、離婚が成立するまでは、収入の高い方(本件では依頼者)から低い方(本件では奥様)に対して、生活費を支払い続ける必要があります。したがって、依頼者の経済的観点からは、少しでも早く離婚を成立させることがとても重要になります。
この案件は、法律上の明確な離婚事由がないため、話し合いで離婚を成立させる必要がありました。奥様の言い分を丁寧にヒアリングし、お互いが満足できる妥協点を見出したことがポイントでした。