解決事例
no.106
男性 / 50代 / 会社員
協議により、自らの意思で父親の元に転居してきた子ども(15歳以上)の親権を父親が取得することに成功した事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求めた
- 原因
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性格の不一致
- 性別
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男性
- 年代
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50代
- 職業
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会社員
- 相手年代
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40代
- 相手職業
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パートアルバイト
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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親権
- 解決方法
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協議
状況
数年前から妻と別居していたところ、子ども(15歳以上)が夫の元に自らの意思で転居してきました。「子供の親権を取った上で離婚をしたい。」そのような思いで当事務所にご相談に来られました。
活動
ご依頼をいただいてすぐ、妻にコンタクトを取りました。当初、妻は親権について争う姿勢でした。
しかし、子ども自身が夫(父親)の親権を希望していたこともあり、当事務所の弁護士がその旨を妻に伝えたところ、最終的に、妻も子どもの意思を尊重し、親権を譲ることになり、協議で離婚が成立しました。
ポイント
親権争いは、金銭の争いと違って、微妙な調整を図ることが不可能な事項であるため、協議での解決は困難な傾向にあります。
もっとも、お子様の年齢が15歳以上の場合は、調停や裁判においてもお子様の意向が重要視されます。それは、ご自身で親を選ぶ能力が備わった年齢であるからです。そのため、お子様がどちらかの親権を希望される限り、調停や裁判になったとしてもその通りの結果になる可能性が高いです。
本件は、親権に関する上記の特性を相手方にしっかりと説明し、納得していただくことで、協議で迅速に親権を取得したうえで離婚を成立させることができたという点で大きな成功を収めた事例です。