解決事例
no.111
男性 / 40代 / 会社員
妻の現状を把握し、誘導にうまく乗せる形で迅速かつ円満に夫が6歳以下の子どもの親権を取得することができた事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求めた
- 原因
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性格の不一致
- 性別
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男性
- 年代
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40代
- 職業
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会社員
- 相手年代
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30代
- 相手職業
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会社員
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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親権
- 解決方法
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調停
状況
ある日突然、妻が子どもを連れて家を出て行ってしまいました。そのような状況の中、「離婚を成立させたい気持ちはあるが、親権だけは譲れない。」といった思いで当事務所にご相談に来られました。
活動
当初、相手方である妻は親権について譲る気はないし、母親である自身が親権者として認められるのは当然だという姿勢でした。しかし、妻は経済的に非常に困っており、単独での育児に苦心している様子でした。
妻に対し、妻一人で子育てすることは困難であるということを分かってもらうために、まずこれまで妻にしてきた過剰な経済支援を止め、算定表通りの婚姻費用に金額を引き下げました。その状況を作ったうえで、こちらはどんなに時間がかかっても徹底的に争う意思があるということを調停内で示しました。
一方で、親権者を夫とするのならば、いつでも子どもに会いに来ていいし、養育費も請求しないというアメとムチを効果的に使い分けたところ、最終的に、妻も親権を夫に譲ることに同意しました。
ポイント
親権が争いとなっている場合で、子どもがまだ幼い場合には、事実上、現状子どもを監護している側が圧倒的に有利となります。そのため、どのようにして任意で相手に子どもを引き渡させるかが肝になっていました。
本件は、相手の現状を把握し、誘導にうまく乗せる形で迅速かつ円満に親権を取得することができたという点で大きな成功を収めた事例です。