解決事例
no.123
女性 / 40代 / その他
離婚や婚姻費用の支払いに応じなかった夫と調停で離婚することができた事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求めた
- 原因
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性格の不一致
暴言・モラハラ
- 性別
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女性
- 年代
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40代
- 職業
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その他
- 相手年代
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40代
- 相手職業
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会社員
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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養育費
婚姻費用
財産分与(その他)
- 解決方法
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調停
状況
妻から夫に対し、
①夫との離婚
②婚姻前に妻が夫に貸していた100万円の返還
③養育費の支払い
の3点を請求していました。しかし、夫は離婚を拒否し、仮に離婚に応じたとしても、財産分与として250万円を支払わない限り離婚しないと主張してきました。
「できるだけこちらの要求を通したうえで離婚したい。」そのような思いで当事務所にご相談にこられました。
活動
当職が夫本人と協議をはじめたところ、夫は妻の要求を受け入れることを拒否しました。そのため、協議では離婚の条件についての話し合いの余地はないと判断した弁護士が、婚姻費用分担請求調停と離婚調停を申立て、意見書を提出することによって、裁判官を介した相手方の説得を試みました。
結果的に、当方の主張が裁判官に全て認められたおかげで、相手方に妻の請求をすべて認めさせることに成功しました。
ポイント
協議が整わないであろう相手には、すぐに調停を申し立てることが効果的な場合があります。当人同士での話し合いがままならない場合は、第三者的立場である裁判官に相手方を説得してもらうことで、相手方自身の主張が非合理的であるということを認識させることができるためです。
そして、裁判官に相手方を説得してもらうためには、法的根拠がきちんと示されている主張書面を提出することが大切です。
本件は、裁判官にうまく相手方を説得してもらうことにより、早期に当方の主張をすべて認めさせた上で、離婚ができたという点で大成功を収めた事例です。