解決事例
no.154
女性 / 40代 / 専門職
離婚を拒否している夫に対して、婚姻費用の支払いを求め、プレッシャーを与えることで、早期の離婚に成功した事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求めた
- 原因
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性格の不一致
暴言・モラハラ
- 性別
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女性
- 年代
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40代
- 職業
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専門職
- 相手年代
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40代
- 相手職業
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会社員
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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養育費
婚姻費用
- 解決方法
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調停
状況
妻は、夫のモラハラを理由に離婚をしたいと考えていましたが、夫が離婚に応じようとしませんでした。また、子どもがいるにもかかわらず、一切生活費の支払いがなされていませんでした。
依頼者は、「早く離婚したいが、離婚するまでの生活費や養育費の支払いを最低限はしてほしい」というご希望をお持ちでした。
活動
夫が婚姻費用を支払っていなかったため、ご依頼をいただいてすぐに、当事務所の弁護士が、調停により離婚と婚姻費用を請求していきました。当初、夫は離婚に消極的でしたが、話し合いを続けていくうちに、離婚については致し方ないと考えるようになりました。
しかし、婚姻費用の支払には応じる気配がなかった為、審判を求め、最終的に依頼者の希望に沿った婚姻費用が認められることとなりました。その上で、離婚の話合いを続けたところ、いわゆる「算定表」どおりの養育費の支払いを認める形になりました。
ポイント
離婚を拒否している夫に対しては、婚姻費用の支払いを調停で求めるのが効果的な場合が多いというのが実務の傾向です。なぜなら、婚姻費用分担請求が認められた場合、夫は離婚が成立するまで妻に婚姻費用を支払わざるを得なくなるからです。
この戦略は、夫が公務員や上場会社の会社員であるといった、いわゆる「固い仕事」に就いている場合で、かつ夫と妻との収入差が大きいほど効果的と言われています。