解決事例
no.071
男性 / 40代 / 会社員
不貞行為に対する慰謝料を300万円減額した上で、月額数万円という分割払いの合意に成功した事例
画像はイメージです
- 離婚請求
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離婚を求められた
- 原因
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浮気・不倫をした
- 性別
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男性
- 年代
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40代
- 職業
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会社員
- 相手年代
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30代
- 相手職業
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パートアルバイト
- 子ども
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子どもあり
- 争点
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養育費
慰謝料
- 解決方法
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訴訟
状況
依頼者は、妻から不貞行為を理由に多額の慰謝料と養育費を請求されていました。依頼者は不貞行為があったことは認めるものの、現在、借金の返済が多く、長期の分割払いでなければ慰謝料を支払うことができない状況でした。
依頼者は、妻に支払う一切の金員の総額を可能な限り減額した上で、長期の分割払いにできるようにしたいとの思いで当事務所にご相談に来られました。
活動
訴訟が提起された当初、妻は不貞行為を理由に強気の請求を一貫して主張してきました。しかし、その後、夫が従前の職場を退職し、仮に妻が裁判で勝訴したとしても、夫の給与を差し押さえることは難しいということを、当事務所の弁護士が、訴訟期日の合間に主張していきました。
これを契機に、当初の夫の主張どおり、慰謝料を約300万円減額することに成功し、さらに月額2万円の分割払いを認めさせる形で和解が成立しました。
ポイント
多くの場合、不貞行為を受けた相手方は長期の分割払いには応じないものです。なぜなら、途中で支払いが止まる可能性があるからです。しかし、職場が不明な場合や非正規雇用の場合等、差し押さえるべき債権がない場合、仮に勝訴したとしても、請求額を実際に手にすることが困難となります。
本件は、当事務所の弁護士が、そのような状況をうまく利用することによって、慰謝料の大幅な減額と10年もの期間となる分割払いを認めさせたという点で大きな成功を収めた事例です。